防災パパ
防災ママ
何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当する状況です。
命を守るために最善を尽くさなければならない状況ですので、最大級の警戒をしてください。
いや、具体的にどうすれば良いのか教えてよ!って思いませんか?
そこで、今回は「命を守る最善の行動」について深堀りしていこうと思います。
- 警戒レベル5の地域に住んでいる
- 警戒レベル5になる前に対策しておきたい
- 災害地域の大切な人に伝えたい
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5段階の大雨警戒レベルとは?
警戒レベルについて、うる覚えの人は下記の動画や記事でサクッと思い出してくださいね。

そもそも避難しても良いのか?
本来は警戒レベル4で避難している必要がありますが、レベル5になったからといって避難してはいけないわけではありません。自宅にいるより避難所が安全と判断するなら、避難して問題ありません。
警戒レベル5は、避難を諦めろという意味ではありません。
とはいえ、大雨特別警報や氾濫発生情報などが発表される警戒レベル5は「災害が起こっているか、すぐに起こるかもしれない状況」です。
ハザードマップを活用して避難所までの安全なルートを見極め、最大限の注意を払って避難する必要があります。
もし、お住まいの近くで「河川の氾濫」や「土砂災害」が起きている場合は、避難先へ向かう行動がかえって危険な場合もあります。
そんなときは、近くのより安全な場所や高い建物に避難したり、家の中で最も安全な場所(浸水が迫っている場合は最上階へ)移動することが「命を守る最善の行動といえます」
命を守る最善の行動 「避難」
- 浸水想定地域外の指定避難所や知人の家に避難
- 近くのより安全な場所や高い建物に避難
- 自宅の最上階へ避難(垂直避難)
避難せず、自宅にいる場合の命を守る行動とは?
- 起こりうる被害を想定して、準備する
- 避難せざるを得ない状況になったとき、速やかに避難できる準備をする
停電の備え
停電は真っ暗になるだけでなく、あらゆる電化製品を利用できなくなり、かなり不便です。
懐中電灯と電池のストックを確認しましょう。
幼いお子様がいる家庭では特に、事前に家族の人数分の懐中電灯と十分な電池の備蓄をしておくべきです。


また、スマホ、モバイルバッテリー、ノートパソコン、蓄電池などは、電気が使えるうちに「フル充電」に取り掛かりましょう。
連絡や情報収集のために、スマートフォンのバッテリーが長持ちする設定をしておくのも必須です。
防災パパ
停電で最も厄介な電化製品は「冷蔵庫」です。
電気無しで出来るだけ長く冷蔵庫の冷気を保つ方法や停電時、停電後にやるべき事を下記の記事にまとめていますので、一読しておくと安心です。
✅ 急な停電!冷蔵庫の保冷効果は何時間もつ?冷気を長持ちさせる方法やトラブル対策
断水の備え
飲料水や生活用水として「水」はとても大切です。
断水による不都合は多岐に渡り、備える防災グッズもたくさんあります。
下記のまとめ記事を一読して断水に備えましょう。
✅【まとめ】断水したときにあると便利なおすすめ防災グッズ
意外と盲点なのは、配管が壊れて断水した場合はトイレの水を流すこともできなくなるため、非常用トイレセットの備えが必要ということ。
お腹のゆるい私はトイレに行けないなんて恐怖でしかありません…
✅【断水・停電対策】非常用トイレの備えはいくつ必要?
非常食
既に警戒レベル5の状況では、食材を買いに行くことはできないと思います。
そんなときは、電気が使えるうちにご飯を炊いておにぎりを作ってストックしておくと少しでも安心です。
できることなら日頃から「美味しい非常食」をストックしておくと、災害時の精神的ストレスを少しでも緩和することができるので、おすすめです。
✅ 京都・祇園発祥のデニッシュパン「缶deボローニャ」は、おいしい非常食
身を守るヘルメット

ヘルメットは手の届く範囲に備えておきましょう。
私は、折りたたみ式のヘルメットを備えているため、災害時は組み立てて、手の届く範囲に家族分並べて置いています。
防災グッズや非常食は完璧に揃えているのに、ヘルメットの備えが無く、怪我をしてしまう人は多いです。
保管場所を取るのが嫌な人は、折りたたみ式をお勧めします。

いつでも避難できる準備を整える
いざ、避難となっても着替えている時間があるとは限りません。あらかじめ避難時に適した服装に着替えておくことも大切です。
✅ 避難時の服装は?おすすめの3つのポイント
走れる靴
革靴やヒールの高い靴を履くことが多く、走れる靴を奥に仕舞い込んでいる方は、玄関に出しておきましょう。
ちなみに、大雨の中「長靴での避難はNG」です。
防災セットの備え
避難が必要な状況にすぐ対応できるように、避難所に持ち込む防災セットをすぐに背負って避難できる場所に準備しておきましょう。
大雨特別警報が出でいるレベル5の状況下では、一般的な避難経路である玄関よりも、自分の手の届く範囲にあった方が良いです。
昨今の大雨による冠水、浸水被害を考えると、水害対策用の防災セットを備えていると安心です。
ハザードマップはマストアイテム
命を守る最善の行動は個人の判断に委ねられます。
自宅で耐え凌ぐ事を決めていても、予想以上の災害の規模で、避難を余儀なくされるケースもあります。
避難すると決断したとき、安全なルートが分からなければ、かえって危険な目に遭うことになります。
家族がいるなら大切な人を危険にさらすことになります。
上記の防災対策に加え、お住まいの地域のハザードマップは必ず手に入れておいてください。
レベル5になってからネットで検索していては間に合いませんし、大規模災害においてはインターネットがうまく接続できない可能性も高いです。
日頃からハザードマップを確認し、どのルートなら安全に避難できるか避難所までの道順を事前に家族で決めておくことはとても大切です。
国土交通省が運営するハザードマップのポータルサイトを、ぜひチェックしてみてください。
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